富士通とJR貨物、鉄道車両メンテ省力化へ協力

拠点・施設富士通と日本貨物鉄道（JR貨物）は11日、サステナブルな鉄道交通社会の実現を目的として、鉄道車両のメンテナンス業務を支える「車両管理システム」を全国の鉄道事業者に向けて共同展開すると発表した。

同システムでは、鉄道車両や部品の状態、メンテナンス計画から状態確認、処置対応の記録などの情報を一元管理でき、現場で行う検査内容の記録業務をタブレットなどを活用して電子化することで、鉄道車両のメンテナンス業務の省力化、検査データに基づく検査周期の最適化を実現させる。

▲車両管理システムの共同展開のイメージ図（クリックで拡大、出所：富士通）

また同システムの検査記録表の基本様式作成機能により、検査種別の新規追加や検査項目の変更が容易にでき、新しい法令や新型車両に対する追加対応の迅速化、次回検査期限の自動計算やアラート機能などにより作業品質の精度向上に寄与する。

同システムの導入に関しては、富士通が同システムを導入し、JR貨物が車両情報の初期投入や検査記録表の基本様式作成支援などのシステム導入時のサポートを提供することで、導入企業の負担を軽減し同システムの運用定着化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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