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ロジスティクス産業用ドローンの自社開発などを手掛けるエアロセンス（東京都北区）は12日、3月8日に静岡県が実施したドローンによる医療機器の長距離輸送の実証実験で、垂直離着陸型固定翼ドローン（VTOL）「エアロボウイング」の運航を実施したと発表した。
同実験では、静岡市内の医療機器商社から飛行を開始し、大谷川沿いを南下後、駿河湾を横断し沼津市内の海水浴場の駐車場まで36キロの距離を時速70キロで飛行し、35分で目的地に医療機器を配送した。
▲飛行ルート（クリックで拡大、出所：エアロセンス）
静岡県は、伊豆半島が災害で孤立した場合にドローンを活用した、被害状況の確認や物資輸送の運用も検討中。エアロセンスは、現在開発中の大型VTOLを2025年以降に製品ラインアップに追加する予定で、今後も同県のプロジェクトに参加する予定だという。
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