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米や青果流通で神明HDなど4社が協業体制構築

2024年3月29日 (金)

フードエア・ウォーターは28日、食品卸の神明ホールディングス(HD、神戸市中央区)と資本業務提携契約を締結し、29日付で同HD発行済株式の4.7%に当たる60万株を取得した、と発表した。エア・ウォーターは、精米卸大手の神明(東京都中央区)や、青果卸の東京シティ青果(江東区)、東果大阪(大阪市東住吉区)などを傘下に持つ同HDと提携することで、すでに協業しているベジテック(川崎市宮前区)やデリカフーズホールディングスと合わせ、米・青果流通での協業体制を強化していく。

協業する4社による青果の年間取扱量は、国内出荷量の7%に当たる90万トンに上り、売上高では7000億円と、国内で最大規模の連合体となる。神明HDが協業に加わることで、新たな幹線物流の受託や米を活用した加工品ラインアップの強化、BtoCの販路を活用した商材の拡販などが期待される。

4社連合を通じ、国内外における4社の契約農家や調達ルートを活用した原料調達を推進するとともに、物流ネットワークや拠点・施設を共有して米・青果流通全体の効率化を図る。産地での集荷、産地から消費地への幹線輸送を中心に、トレーサビリティーの面も含めて効率的な物流体制を構築する。技術面では、産業ガスの低温技術を生かした鮮度保持技術の向上に向けて協力することに加え、加工センターの運営や新設に関しても協力する。

また、人手不足が深刻化する産地での収穫作業を機械化して代行するアグリサポート事業を全国展開し、全量買い取りによる農業経営の安定化、契約栽培の拡大による調達力強化を図る。消費者ニーズに応じた品目指定での契約栽培を拡大することで、需給の不整合を解消し、適正価格での取引を推進していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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