ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国交省、港湾低炭素化事業で3事業を選定

2013年1月29日 (火)

ロジスティクス国土交通省は28日、環境省と連携して進めている港湾地域の低炭素化推進事業で、昨年12月3日まで募集していた2回目の公募の結果、2事業を選定したと発表した。また、1回目の公募時に採択を保留していた1件についても選定した。

選定されたのは、名古屋ユナイテッドコンテナターミナル(名古屋港)、酒田港リサイクル産業センター(酒田港)による事業と、1回目の公募時に保留となっていたソルネット(北九州港)の3事業。

名古屋ユナイテッドコンテナターミナルは、名古屋港で大型荷役機械の電動化や回生エネルギーの回収、新たに導入する太陽光発電設備、蓄電池などを用い、低炭素化に取り組むとともに、非常時には大型荷役機械、冷凍コンテナなどへの電力供給を行うシステムについて証を行う。

酒田港リサイクル産業センターは、酒田港で新たに導入する太陽光発電設備、蓄電池を用いて低炭素化を推進するとともに、非常時には大型荷役機械、照明施設などへ電力供給を行うシステムを実証する。

また、ソルネットは北九州港で新たに導入する太陽光発電設備、蓄電池、隣接する風力発電設備を用い、非常時には大型荷役機械、ふ頭照明施設などへ電力供給を行うシステムを実証する。

同事業は、再生可能エネルギー発電設備と蓄電池などを組み合わせ、通常時は港湾空間の温室効果ガス削減効果を実証するとともに、非常時は港湾施設への電力供給を確保することで港湾機能の維持を図るための最適なシステムを構築し、各地の港湾へ普及させる狙いで実施している。