ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

TC神鋼不動産、大阪・神戸に物流施設開発

2024年5月8日 (水)

拠点・施設TC神鋼不動産(東京都中央区)は8日、物流施設「AS-LOGI(アスロジ)りんくう」(大阪府泉佐野市)の開発用地を2月に取得し、4月に着工したと発表した。また、「AS-LOGI神戸II」(神戸市西区)も2月から着工を開始している。

▲AS-LOGI 神戸Ⅱ(出所:TC神鋼不動産)

同施設は地上5階建て、延床面積は1万581平方メートル。りんくうタウンに位置し、関西国際空港島中心部から8キロ、阪神高速4号湾岸線・泉佐野南インターチェンジ(IC)から450メートルの距離にあり、関空税関支署管轄の保税地域であることから、航空貨物を取り扱う広域集配拠点として機能する。最寄り駅のJR関西空港線と南海電鉄空港線のりんくうタウン駅からは徒歩13分と、通勤の利便性も高い。

▲利便性の高い位置(クリックで拡大、出所:TC神鋼不動産)

大型トラック5台分のトラックバースと3台分のトラック待機場を備え、2-5階の倉庫部分には空調を実装。荷物用エレベーターを3基設けるなど縦搬送能力を充実させ、各階に事務所を設け将来の汎用性にも対応している。

「AS-LOGI神戸II」は鉄骨造の地上4階建て、延床面積は2万1276平方メートル。1-2階のスロープタイプでマルチ対応も可能だ。神戸市が造成した「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に位置し、周辺には物流施設や工場が集積。山陽自動車道と神戸淡路鳴門自動車道の神戸西ICから1.5キロとアクセスは良好で広域集配拠点となり得る。最寄りの神戸電鉄栗生線・木津駅から徒歩6分と、こちらも通勤の利便性が高い。

床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高は5.5メートル、荷物用エレベーターと垂直搬送機を2基ずつ確保した汎用性の高い仕様となっている。BCP対策として非常用発電機を設置しているほか、全館LED照明の採用など環境面にも配慮した。建物内には売店やカフェテリアスペースを設置するほか、売店は一般開放される計画で、敷地内ではキッチンカーの運営も予定するなど、周辺企業を含め地域の活性化に寄与する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com