認証・表彰商船三井は4日、グループ会社の商船三井テクノトレード(東京都千代田区)が販売する船舶用省エネ装置プロペラ・ボス・キャップ・フィンズ(PBCF)が、日本マリンエンジニアリング学会(JIME)より「マリンエンジニアリングの航跡~未来へ続く先達の功績~」の認定を受けたと発表した。この認定は、PBCFが海運業界の脱炭素化に貢献し、過去から未来へと続く先駆的な役割を果たしてきたことを評価したもの。

▲認定式の様子(出所;商船三井)
PBCFは1986年に商船三井、西日本流体技研、ナカシマプロペラ(当時のミカドプロペラ)が共同開発した船舶用省エネ装置。プロペラ後方に発生するハブ渦を解消し、プロペラの推進効率を改善することで船舶の燃料消費量を平均3‐5%削減する効果がある。大型コンテナ船1隻に装着した場合、年間9000トン以上のCO2排出量削減が期待される。
PBCFは2021年12月、最も販売されている船舶用省エネ装置ブランド(累計個数)としてギネス世界記録に認定された。ことし5月末現在、PBCFの販売数は4178隻に達し、これまでに累計で6700万トンのCO2排出量削減に貢献しているとされる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com