ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東京の賃貸物流不動産、6四半期連続で賃料上昇

2013年2月21日 (木)

ロジスティクスジョーンズラングラサール(東京都千代田区)は21日、不動産市場の需給、空室状況、賃料・価格動向をまとめた調査レポート「アジア・パシフィック・プロパティ・ダイジェスト日本版2012年第4四半期」を発表した。

東京のロジスティクスマーケット(物流市場)では、賃料が第4四半期に前の四半期に比べて0.2%上昇、前年比では0.7%上昇した。6四半期連続の上昇となり、年末時点の前年比の賃料上昇は2008年以降初めてとなった。

第4四半期の投資市場は、新規上場したJ-REITがけん引。GLP投資法人は全国に立地する30棟の物流施設を取得し、このうち東京圏に立地する物件は13棟1252億円となった。

向こう12か月間は、物流効率化の流れや通信販売・小売業販売額の上昇傾向を受け「3PL業者や通信販売業者の旺盛な需要が引き続きみられる」と予測。

一方、開発用地は引き続き稀少となることから、新規供給も限定的となる見通しを示した。このため、東京ベイエリアの賃料は「緩やかな上昇トレンドを継続する」とみている。

■アジア・パシフィック・プロパティ・ダイジェスト日本版(APPD) 2012年第4四半期
http://www.joneslanglasalle.co.jp/ResearchLevel1/4Q12%20APPD%20JP.pdf