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伊藤忠、北九州での水素・アンモニアSC構築を検討

2024年6月10日 (月)

調査・データ伊藤忠商事(東京都港区)はこのほど、福岡県水素拠点化推進協議会の参画メンバーとして、北九州市響灘臨海エリアを中心とした水素・アンモニアのサプライチェーン構築に関する実現可能性調査を開始したと発表した。

▲水素・アンモニアサプライチェーン、イメージ図(クリックで拡大、出所:伊藤忠商事)

同協議会では、海外からのアンモニア調達や、アンモニアクラッキングや地域資源を活用した響灘臨海エリアでの水素製造、パイプラインを通じた近隣需要家への供給など、水素・アンモニアのサプライチェーン構築に関する調査を実施する。

同社は、同調査の全体の取りまとめや、海外アンモニア製造・供給、日本コークス工業と共同でアンモニア貯蔵・供給を担う。日本コークス工業は、アンモニア製造・販売・中継基地事業のノウハウとインフラを有している。

水素・アンモニアは燃焼時にCO2を排出しない為、カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギーとして注目されている。水素は、発電や船舶・自動車の燃料、合成メタン製造に使用可能であるが、密度が低く体積が大きいため、長距離の大容量輸送には適しておらず地産地消が効率的。アンモニアは、発電や船舶燃料に使用可能で、アンモニアを分解することで水素を製造(アンモニアクラッキング)することが可能だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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