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日本ゼオン、周南市に高機能樹脂の新プラント建設

2024年6月12日 (水)

拠点・施設日本ゼオン(本社:東京都千代田区)は11日、新たにシクロオレフィンポリマー(COP)のプラント建設を決定したと発表した。これは、同社の中期経営計画に基づく「既存事業の強化」および「新規事業の探索」の一環として行われるものである。

COPは同社の主力製品であり、その優れた光学特性や低吸水性、不純物の少なさから、光学フィルムや光学レンズ、医療用途や半導体用途などで需要が高まっている。現在、同社の水島工場(岡山県倉敷市)で4万2000トン/年の生産能力を有しているが、新プラント建設により約5万4000トン/年に増強される見込みである。

新プラントは山口県周南市の周南コンビナート内に建設される予定で、2025年度下期に着工し、2028年度上期に完成する予定である。敷地面積は18万6500平方メートル、生産能力は1万2000トン/年、投資総額は700億円ほどとされている。

新プラントの建設地は、水島工場との利便性に加え、同社の徳山工場(山口県周南市)との近接性が決定の理由となっている。今回の新プラント建設は、徳山工場の製品ポートフォリオを大幅に見直し、操業人員を含む各種リソースを高収益製品の生産に移行させる計画の一環でもある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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