拠点・施設日本ゼオンは11日、徳山工場(山口県周南市)で建設を進めていたカーボンナノチューブ製造プラントが完成したと発表した。
竣工したプラントで製造する単層カーボンナノチューブは、ほかの製品より高いアスペクト比、高純度、高比表面積が特徴で、新機能性材料、次世代デバイスなどへの応用が期待されている。今後、試運転を経て今年度下期中の量産を目指す。
製造プラントの竣工に先立ち、同社は6月にカーボンナノチューブ、カーボンナノチューブに関連する製品の加工、販売を手がける新会社「ゼオンナノテクノロジー」を設立し、営業を開始している。