行政・団体四国運輸局はこのほど発表した、貨物自動車事業者の行政処分状況によると、新たに2社を車両停止処分とした。
■愛媛ロジスティクスシステム(松山市)
処分内容:車両停止(60日車)、文書警告
監査の端緒:公安委員会からの通報
違反行為(7件):乗務員等の健康状態の把握が確実になされていなかったこと▽運転者等に対する点呼が確実になされていなかったこと▽運転者等に対する点呼の実施結果の記録内容が不適切であったこと▽運転者等の業務について定められた事項の記録が不適切であったこと▽運行記録計による記録が確実になされていなかったこと▽事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転者に対する指導監督が不適切であったこと▽事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転者に対する指導監督の記録に記載すべき事項が不適切であったこと
累積違反点数:6点、当該違反点数:6点
■下波運送・下波営業所(愛媛県宇和島市)
処分内容:車両停止(50日車)、文書警告
監査の端緒:労働局からの通報
違反行為(9件):運転者の過労防止に関する措置が不適切であり、所定の拘束時間の限度を超え、また所定の休息期間が十分確保されない状態で 乗務していた者があったこと▽運転者の過労防止に関する措置が不適切であり、1箇月の拘束時間の限度を超えて乗務していた者があったこと▽運転者の過労防止に関する措置が不適切であり、運転者が一の運行における最初の勤務を開始してから最後の勤務を終了するまでの時間が144時間を超えていた者がいたこと▽運転者等に対する点呼が確実になされていなかったこと▽運転者等に対する点呼の実施結果の記録が確実になされていなかったこと▽運転者等に対する点呼の実施結果の記録内容が不適切であったこと▽運転者等の業務について定められた事項の記録が不適切であったこと▽事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転者に対する指導監督が不適切であったこと▽事業報告書及び事業実績報告書の提出をしていなかったこと
累積違反点数:5点、当該違反点数:5点