荷主東京理科大学発スタートアップで、アシストスーツを開発するイノフィス(東京都八王子市)は13日、ホンダの整備工場ホンダ茨城南に、アシストスーツ計56台を納品したと発表した。スーツは整備工場内で主に整備士が使用する。

(出所:イノフィス)
同社が開発した「マッスルスーツ」は電気を必要とせず、空気圧で稼働する人工筋肉の働きで動作を補助する装着型のアシストスーツ。2014年に腰補助用スーツを販売開始して以来、改良や開発を進め、現在は6種類のモデルを扱っている。
今回、ホンダ茨城南に導入されたのは、マッスルスーツソフト-パワーが2台、マッスルスーツソフト-ライトが54台。ソフト-パワーは人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込んでおり、腰の負担を35%軽減する。またソフト-ライトは、より手軽に使用できるように軽量化した製品で、衣服のように着脱できる。メッシュ素材を用いることで、長時間でも快適に装着できるようにした。
自動車整備士の仕事は、腰や背中に負担がかかることが多く、けが防止が求められているうえ、少子化によって自動車整備士の人手不足も深刻になりつつある。このため、体力的な負担を軽減し、安心して働ける労働環境が求められている。
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