環境・CSRITを使ったモビリティー関連事業を展開するGO(東京都港区)は20日、同社が運営するAIドラレコサービス「DRIVE CHART(ドライブ・チャート)」を使うことで、社用車のリスク運転を25%削減できたと発表した。同社は「ドライバーの安全運転意識が向上する効果も見られた」としている。
「DRIVE CHART」はタクシーや営業車、運送トラックなど社用車向けのAIやIoTを使った交通事故削減支援サービス。ドライブレコーダーをベースとした専用車載器から得られる各種データをもとに、脇見や居眠り、速度超過、一時不停止など交通事故につながる可能性の高い「リスク運転」を察知し、ドライバーに警告する。サービス提供開始から5年が経ち、現在、契約台数は全国で7万台となっている。
同社は事故防止の取り組みを強化するため、今年4月から2か月間、社用車を保有する全国の企業111社、4万5000人以上の管理者・ドライバーが参加して事故削減運動を実施するプロジェクト「DRIVE CHART交通安全運動2024」を実施。今回、その成果をまとめた。
安全運動期間中は、「1000kmあたりリスク運転数」を前年同月比で20%削減するとの目標を掲げ、それぞれの会社が安全運転の意識の向上に取り組み、同社も研修動画(e-ラーニング)の提供や、ドライバー・乗務員への指導書の作成などでサポートした。その結果、参加企業全体でのリスク運転の削減割合は目標値を上回る25%となり、最も削減率の高い企業は86%となった。プロジェクト後に実施したアンケートでも、参加企業の94.8%が取り組みに満足したと回答。ドライバーの73.4%が「安全運転意識が高まった」、安全運転管理者の100%が「安全意識が向上した」と回答した。
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