財務・人事水栓製造販売のKVKは21日、2024年3月期決算を発表した。売上高は5期連続増収の297億9900万円で過去最高を更新したが、国内や中国市場の住宅市場の低下で販売数量が減少。数回にわたる価格改定によって、営業利益は25億3000万円と前年同期比3.3%増を確保した。
同社では23年、岐阜市の本社工場敷地内に新工場棟を2棟建設。射出成型機と樹脂めっき設備を導入し、本格稼働した。岐阜県内の工場と中国・大連、フィリピンの工場で最適地調達と最適地生産を進めている。今年度以降、主要部品生産ラインの自動化を進め、データを活用した自動化ラインの稼働率向上でコスト競争力を強化するとともに、安定供給体制を構築していく。
25年3月期については、原材料価格の高騰や為替変動リスクなどの懸念があり、価格改定による増収を見込む一方で、経常利益や最終利益は若干のマイナスになると予想している。
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