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日本の物流市場は年平均5.7%成長の見込み

2024年6月25日 (火)

調査・データ米調査会社のReport Ocean(レポートオーシャン)は19日、2023年から2032年まで10年間の日本の貨物・物流市場に関する予測を発表し、年平均5.74%の成長率が見込めるとの見通しを示した。

同社の予測によると、23年の日本の市場規模は3091.9億米ドルで、32年までに5109億米ドルに達する。今後10年間、日本の貨物・物流市場は安定した成長を続け、技術の進化と政策のサポートによって、市場はさらに拡大し、新たなビジネスモデルも登場。持続可能性と効率性を重視した革新的な物流ソリューションが市場をリードするだろうと結論付けた。

成長の要因は、EC(電子商取引)の拡大や技術革新、政府の政策支援などで、特にECは物流サービスの需要を増加させ、最適な配送ソリューションの提供が各社の企業戦略の中心になっている。また、IoT、AI、ロボティクスなどの技術が物流業務の効率化とコスト削減を可能にし、市場成長を加速していると分析している。

一方で、高い物流コストや環境規制の厳格化、専門スキルを持つ人材の不足などが市場の成長を阻害する要因となっており、特に人口減少と労働力不足は、物流業界にとって重要な課題だと指摘した。

今後は、持続可能な物流ソリューションへの需要がさらに高まる見通しで、環境に配慮した物流オプションへのシフトや、リサイクル可能な包装材料の使用が、新たなビジネスチャンスを生みだしていく。アジア太平洋地域での貿易増加も、日本の物流業者にとって大きなチャンスとなるとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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