ロジスティクス商船三井は25日、持ち分法適用関連会社であるギアバルクホールディングス(スイス)を2025年1月をめどに連結子会社化すると発表した。
商船三井は、ギアバルクの株式の72%を取得し、連結子会社化する。この再編により、ギアバルクが保有する60隻のオープンハッチ船を活用し、パルプや鋼材などの輸送サービスを強化する。これにより、商船三井の輸送サービスを多様化させ、世界中の営業基盤の拡充や新規事業機会の創出を目指す。
さらに、ギアバルクの高い輸送ノウハウと船舶管理品質を取り込むことで、商船三井はコスト競争力と顧客ネットワークを強化し、他社との差別化を図る狙いである。
オープンハッチ船は、箱型の船倉と広いハッチを持ち、パルプ、鋼材、アルミインゴッドなどの半製品や風力発電関連資材の輸送に適している。この連結子会社化を通じて、商船三井は収益成長を加速させ、持続的な企業価値の向上を目指すとしている。

▲オープンハッチ船(出所:商船三井)
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