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商船三井、台湾洋上風力発電向けSOV事業拡大

2024年6月28日 (金)

環境・CSR商船三井は27日、合弁会社である大三商航運股份有限公司(TSSM社)がオランダのダーメングループと3隻目となるオフショア支援船(SOV)の建造契約を締結したと発表した。このSOVは2026年末に完成予定で、台湾の洋上風力発電所向けに運用される予定である。TSSM社は、これまでに「TSS PIONEER」(2022年完成)と「TSS CRUISER」(2025年末完成予定)を建造しており、今回の契約はアジア地域でのSOV事業展開を加速させる狙いがある。本船は台湾籍で、メタノールレディな設計となっており、ベトナムの造船所で建造される。

SOV(Service Operation Vessel)は洋上風力発電所のメンテナンス技術者を複数の洋上風車に派遣する為に多数の宿泊設備を持ち、一定期間洋上での活動が可能なオフショア支援船。

▲新造SOVのCG(出所:商船三井)

TSSM社の林宏年董事長は「再生可能エネルギーの導入拡大とネットゼロ社会の実現に寄与する」とコメントした。ダーメン社のArnout Damen CEOも「TSSM社との関係が深まることを期待している」と語った。

本SOVは、台湾の洋上風力発電所への人員や物資の移送、および作業員の快適な宿泊設備を提供する。主要目は全長87.7メートル、全幅19.7メートル、計画喫水5.3メートル、最大乗船人員120名で、ダイナミックポジショニングシステムとモーション・コンペンセイション機能を備えている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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