産業・一般アラブ首長国連邦(UAE)の港湾大手DPワールドは6月21日、ペルーのカヤオ港で4億米ドルを投じた拡張プロジェクトが完了したと発表した。カヤオ港南ターミナルのコンテナ取り扱い能力が80%増加し、年間取り扱い能力が150万TEUから270万TEUに拡大する見込みだ。

(出所:DPワールド)
プロジェクトでは、桟橋の延長、コンテナヤードの拡張、最新の電動設備の導入などを実施。桟橋の延長により、カヤオ港は南米では数少ない、同時に3隻の船舶、または2隻の大型船舶を収容できるようになる。
さらに、15基の電動クレーンと20台の電動ITV(内部輸送車両)を導入。また、ラテンアメリカ初のEV(電気自動車)トラック用充電ステーションも設置され、EVの運用を支援する。これにより、年間2000トン以上のCO2排出削減が見込まれ、ペルー市場での持続可能なエネルギー転換を促進する。
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