サービス・商品中小運送業者35社で組織するラストワンマイル協同組合(東京都府中市)は2日、新たなサービスとして、業界最安水準の「宅配ミニ」を首都圏や関西の一部でスタートしたと発表した。1年間で5万個、3年後に20万個の取り扱いを目指す。
「宅配ミニ」は「三辺の合計が55センチ以下」「重さ1.5キロ以下」の小荷物の配送で、1個当たりの料金が320円(税込み)と業界の最安水準となる。専用のBOXや封筒などを用意する必要がなく、ユーザーは安価で、手軽に利用できる。通販やEC(電子商取引)などの運送を想定しているが、BtoB 配送にも対応する。
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6月から本格的な運送を開始。対象の配送エリアは、関東は東京23区全域と都内、埼玉県の一部を除く地域と、神奈川県の一部、関西は大阪府内の一部を除く地域と京都市全域、兵庫県と奈良県の一部となっている。
同組合は共同受注・配送のメリットを⽣かした混載配送を活⽤することで効率化を図るとともに、業務の簡素化と独⾃システムの活⽤で省⼒化を徹底して、安価な運賃と⾼い配送品質を実現。ことし5月から試験的に実際に受注をスタートし、通販⼤⼿の荷主企業の協⼒で、およそ1か⽉間にわたって運⽤を⾏ってきた。その間、顧客ニーズを把握するほか、サービス水準の確保や収益性を検証し、本格的なサービスの開始を決めた。
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