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ユアサ商事、ばら積みピッキングロボを開発

2024年7月3日 (水)

産業・一般産業ロボット開発のユアサ商事(東京都千代田区)は3日 、Thinker(シンカー、大阪市)と共同でバラ積みピッキングロボットを開発したと発表した。このロボットは、近接覚センサーと2Dカメラを使用しており、薄くて繊細な成形物を損傷することなくピッキングできるようになっている。従来のロボットシステムでは、奥行きの距離感を認識することが難しく、高価な3Dカメラシステムが必要だったが、この新システムは2Dカメラを用いることでコストを大幅に削減した。

新たなピッキングロボットは、バラ積みされた中から一番上のワークを特定し、ロボットハンドを動かす仕組みである。近接覚センサーはワークへの距離や面の傾きを把握し、ロボットハンドがワークにぶつかるのを防ぐため、ワークの破損を防止する。この技術により、価格面やスペースの制約から自動化が難しかったピロー包装機への導入が可能となり、製造業の省人化に貢献する。

ユアサ商事とThinkerは、今後、煎餅などの薄くて割れやすい食品のピッキングや、製造工程における山積みとなっているワーク(樹脂・薄い金属等)の多様な用途にこのロボットを導入していく予定である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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