環境・CSR豊田通商は11日、100%子会社のToyota Tsusho Europe(豊田通商ヨーロッパ)が、産業ガス大手メッサー(ドイツ)とヨーロッパでのグリーン水素の製造・供給と燃料電池車両(FCモビリティー)の提供を行う新会社「SympH2ony」(シンフォニー)を設立したと発表した。出資比率は豊田通商ヨーロッパとメッサーが50%ずつ。
今回設立したシンフォニーは、グリーン水素の製造・供給から公共バスやトラック、タクシー、港湾荷役機器などのFCモビリティーの導入までをパッケージ化して提供。利便性が高い場所に水素の製造や充てんインフラを設置し、グリーン水素を供給することや、FCモビリティーのリースなど、顧客のニーズに応じた提案を行う。グリーン水素は、各地域の特性を生かした最適な再生可能エネルギーを調達し、製造することで、安定的かつ低コストでの提供を可能としている。
豊田通商は、成長戦略における重点分野の一つとして水素・代替燃料分野を掲げており、日本国内における水素ステーションの運営、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス港における港湾機械などのFCモビリティー化の取り組みなど、水素事業の実績がある。また、メッサーは、欧州を中心に水素を含む産業用ガス全般の製造・販売を世界で展開している。

▲(左から)豊田通商ヨーロッパの石井宏昌社長、メッサーのベルンド・ユーリッツCEO(出所:豊田通商)
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