行政・団体自動運転トラックによる物流サービスの実現を目指すT2(ティーツー、東京都千代田区)は16日、経済産業省の「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」で補助対象事業者として採択されたと発表した。
同社は2022年8月に三井物産が立ち上げたベンチャー企業で、「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)の自動運転技術を使った輸送サービスを2027年に実現することを目指している。
昨年4月に高速道路上での自動運転トラックの自律走行を実施した後、今年5月からは、国のデジタルライフライン全国総合整備計画で自動運転車優先レーンとして位置付けられている新東名高速道路・駿河湾沼津サービスエリア(SA)-浜松SAでの公道実証実験を開始している。同実験では6月、同区間の116キロで90分間、ドライバーの介入なしでの連続走行に成功した。
また、佐川急便やセイノーホールディングスとも協力し、今年10月から来年6月まで、東京-大阪間の東名や新東名、名神高の各高速道路での実証実験も予定している。さらに自動運転トラックでの幹線輸送実現に向けた協議会の設立の検討も進めている。
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