ドローン輸送・物流市場は10年で30倍以上に拡大

サービス・商品市場調査会社のレポート・プライム（インド）は19日、ドローン輸送・物流市場が今後10年間で年平均50％を超える成長を遂げ、30倍以上に市場が拡大するとの予測を公表した。電子商取引（EC）の拡大と技術の進歩が成長を後押しするとしている。

予測によると、22年のドローン輸送・物流市場の規模は3億5050万ドルだが、2030年には117億9849万ドルと33倍にまで拡大。この期間中の年平均成長率（CAGR）は55.2%に達する。

同社は、この急成長の背景にはオンラインショッピングなどEC利用者の急増があり、より迅速で効率的な配送サービスの必要性が求められるようになることから、従来の輸送方法よりも手頃な代替手段としてドローン輸送の需要が高まると指摘。また、技術の進歩でドローンの積載量が増え、飛行範囲が広がるほか、自動化機能も強化されるうえ、規制緩和でドローンの活用範囲がさらに広がるとしている。

一方、成長の阻害要因として、ドローンの高い生産コストと規制の強化が考えられる。しかし、同社は、企業による高度なドローン技術の開発や戦略的な規制への対応などが課題を克服し、市場の成長を促していくとの見通しを示した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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