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川崎重工、韓国で建設機械用油圧ポンプの生産力2倍増

2010年11月9日 (火)

拠点・施設川崎重工業は8日、韓国で油圧機器の製造・販売・アフターサービスを手掛ける子会社「フルテック」社で、建設機械用油圧ポンプの生産工場を拡張したと発表した。

 

新工場棟は、昌原市から北西約60キロメートルのフルテック社宜寧(ウーリョン)工場に建設。敷地面積1万3200平方メートルに、工場建屋7600平方メートルの建設機械用油圧ポンプ生産工場を建設した。新工場にはフルテック社昌原(チャンウォン)工場から油圧ポンプの生産ラインを移管するとともに、新たに生産設備を導入し、同社の西神戸工場(神戸市西区)からコアパーツの供給を受けて油圧ポンプのノックダウン生産を行う。これにより、同工場の油圧ポンプの生産能力は現在の2倍に増強される。

 

川崎重工では、韓国で油圧機器事業を強化するため、2003年4月に同社の油圧機器販売代理店、技術供与先であるフルテック社に資本参加して子会社化し、韓国の製造・販売・アフターサービス拠点として位置付け事業展開を進めてきた。今回の工場拡張は、韓国市場で大幅な需要増加が見込まれる建設機械用油圧ポンプについて、顧客からの増産要求に対応するもの。

 

■新工場棟の概要
所在地:韓国慶南宜寧郡鳳樹面森佳里79-2番地
生産品目:油圧ポンプ、部品加工、熱処理
生産能力:4000台/月
建屋面積:約7600平方メートル
従業員数:約56人(10月31日現在)