クボタ、タイで農機用油圧機器の新工場を建設

拠点・施設クボタは23日、同社グループで昨年4月に設立したタイの油圧機器生産子会社「クボタプレシジョンマシナリー（タイランド）」（KPMT）が、現行工場に替わる新たな製造拠点を同国内に建設すると発表した。

新工場では、加工から組立までの一貫生産体制を整え、新たに油圧バルブ、トランスミッションの組立も行い、生産体制の強化を図る。今後は、米国など海外の生産拠点にも油圧機器を供給するグローバル供給拠点として活用する。

KPMTは農機の基幹部品である油圧機器の海外初の生産拠点として、2011年4月に設立。同年7月からトラクタ用油圧シリンダーなどの生産を開始し、タイ現地の農機生産拠点に供給してきた。

■新工場の概要
所在地：タイチョンブリ県ピントン工業団地
建屋面積：7800平方メートル
敷地面積：3.5万平方メートル
投資総額：3.9億バーツ（約10億円）
生産品目：生産能力トラクタ用油圧シリンダー12万台/年、油圧バルブ14万台/年、トランスミッション2万台/年（生産能力は2016年時点）
従業員数：170人（2016年末時点）
量産開始：2014年1月予定