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伊藤忠など4社、中国東北部で日本式ドラッグストア展開

2013年3月29日 (金)

メディカルココカラファイン、伊藤忠商事、アルフレッサホールディングスの3社は3月29日、成大方円医薬連鎖投資と4社合弁で、中国の東北地方に日本式のドラッグストアを展開する合弁会社を設立することで合意した、と発表した。

成大方円医薬連鎖投資は、遼寧成大傘下の医薬品流通子会社。ココカラファインは、2012年に設立した可開嘉来(上海)が沿岸部を中心とした店舗展開を、伊藤忠商事は1997年に北京伊藤忠華糖総合加工(BIC)を設立して沿岸部、内陸部都市に13拠点を持ち、日系企業を中心に衣食住の総合卸を、それぞれ展開している。

また、伊藤忠商事とアルフレッサは05年に日美健薬品(中国)を設立し、中国国内で日系医薬品・ヘルスケア関連を中心とした商品の供給をしている。

伊藤忠、アルフレッサの両社は、11年3月に遼寧成大と3社で包括的業務提携に合意しており、900店の薬局を展開する成大方円とともに、中国で日本式ドラッグストアの展開を検討していた。

そこで、ココカラファインが持つ日本式ドラッグストアの展開ノウハウと、成大方円の薬局事業展開ノウハウ、BICや日美健による日本製品を中心とした商品供給機能などを組み合わせることで、中国で日本式ドラッグストアの展開が可能と判断した。

合弁会社「遼寧康心美商業連鎖」は東北3省(遼寧、吉林、黒龍江)、河北省、山東省、内モンゴルの6地域でドラッグストア事業を展開する。出資比率は成大方円51%、ココカラファイン25%、伊藤忠商事12%、アルフレッサ12%。