調査・データシーアールイー(CRE)は30日、賃貸倉庫市場の動向をまとめた「倉庫・物流不動産マーケットレポート(β版)Ver. 202406」を発行したと発表した。このレポートは首都圏、関西圏、九州圏、中部圏の大型賃貸倉庫(延床面積1万平方メートル以上)を中心に、空室率や需要の変動など市場動向を分析している。
首都圏の大型倉庫需要は2四半期連続で増加。旺盛な需要が供給を上回り、空室率は8.26%(前四半期比-0.50ポイント)と減少。
関西圏は需要は大きく減少するも、供給も減少し、空室率は2.59%(前四半期比-0.45ポイント)と減少。
九州圏もまた、新規供給は未消化ながらも既存物件の消化が進み、空室率は4.91%(前四半期比-1.77ポイント)と減少している。
一方、中部圏は需要はあるものの供給が上回った。そのため、空室率は19.12%(前四半期比+3.20ポイント)と調査開始以来最高となった。
首都圏の中小型倉庫は物流ネットワーク再編による退去は継続するも、空室率は1.18%(前四半期比+0.25ポイント)と低位に推移している。
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