サービス・商品化粧品や健康食品などの製造販売を手がけるディーエイチシー(DHC、東京都港区)は31日、商品配送時に使用する配送箱や緩衝材などの梱包資材を、環境に配慮した素材に変更すると発表した。8月より順次、新たな資材に切り替える。この取り組みはSDGs17目標のうち、12番(つくる責任 つかう責任)、13番(気候変動に具体的な対策を)に貢献し、年間130トン、14.3%のCO2排出量を削減できると試算している。
改良される梱包資材の一つは、顧客への商品配送時に商品が傷つかないよう商品と段ボールの間に詰める緩衝材で、従来のプラスチック素材のものからFSC認証取得の紙緩衝材に変更する。これによって年間16.96トンのCO2を削減する。また、中身が動きにくく、商品形状に合わせた調整もしやすいことから、作業の効率化にもつながる。
また、商品配送時に使用する配送箱もFSC認証取得のものへと改良。箱の種類も14種類から8種類へと減らし、デザインも青白のストライプ柄の物を廃止するなどシンプルにした。これによって年間79.32トンのCO2排出量を削減する。箱も組み立てや解体がしやすいワンタッチ式とし、作業の効率化も図る。
全国に95店舗ある直営店への商品配送時の箱も、段ボールからリターナブルBOX(エコビズボックス)に変更する。リターナブルBOXは200回繰り返し使用ができるため廃棄の手間もなく、年間33.68トンのCO2排出量を削減できる。導入する2000個のBOXを繰り返し使用することで、およそ5年間の削減量は160トンが見込まれる。
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