拠点・施設センコー(大阪市北区)は31日、新東名高速道路 浜松サービスエリア(SA)スマートインターチェンジ(IC)近くに、同グループ初となるトラック中継輸送専用の大型施設「TSUNAGU STATION(ツナグ・ステーション) 浜松」を開設すると発表した。8月1日からプレオープンし、来年2月には、荷役機能と一時保管設備を持つ倉庫設備や、ドライバー専用の休憩施設も備えて本格オープンする。貨物の積み替えによる中継輸送にも対応する。

▲TSUNAGU STATION(出所:センコー)
同施設は、浜松SAスマートICから1キロで、東名高速・東京ICから230キロ、名神高道・吹田ICから250キロと、関東-関西間の中央に位置している。トレーラー、大型トラック50台分の駐車場があり、トレーラー交換やドライバーの乗り替わりに利用できる。ここを中継地点とすることで、2日運行を日帰り運行にもできる。
同施設は、同グループ以外の企業や運送会社にも開放する。利用する場合は、専用Webシステムへの会員登録と利用予約が必要になる。
同社は、車両やドライバー、貨物の情報を集めてマッチングすることで、他社との共同での中継輸送が可能になり、積載率や実車率を向上させられるとしており、さらに、ダブル連結トラックや鉄道輸送、海上輸送を組み合わせたマルチモーダルな輸送手段を取り入れることで、省人化やCO2削減の効果も図れると期待を寄せている。
同社は今後、TSUNAGU STATIONを全国に整備して、物流業界の問題の解決や次世代の長距離幹線輸送の構築を目指す。
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