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国交省、酷暑時などの一時的なライドシェア導入へ

2024年8月6日 (火)

行政・団体国土交通省は2日、酷暑やイベント開催時の輸送力不足に対応するため、日本版ライドシェアのシステムをバージョンアップすると発表した。この制度は、地域の自家用車や一般ドライバーがタクシー事業者の管理下で有償の運送サービスを提供できるもので、4月からスタートしている。今回の改良では、気温35度以上が予報される時間帯や、大規模イベント開催時に対応できるよう、利用可能な車両の増加と供給拡充の仕組みが導入される。

この取り組みにより、酷暑やイベント時の輸送力不足が解消され、利用者の利便性が向上することが期待されている。現在、ライドシェアは17地域で運行が開始されており、さらに44地域で検討が進められている。また、マッチング率も昨年度の数値と比較して改善しており、順調に取り組みが進行している。

具体的な施策としては、気温が35度以上になると予報される時間帯や、イベント時にライドシェアの運行車両を増やすことで、利用者が安全かつ快適に移動できる環境を提供する。さらに、一時的な移動需要の増加に対応するため、イベント開催時にはタクシーとライドシェアの供給を増やし、需要に柔軟に対応する仕組みが整えられる。

国土交通省は、今回のバージョンアップにより、地域の移動手段の選択肢を広げ、住民や観光客の移動を支援することを目指している。また、既存のタクシー業界とライドシェアとの連携を強化し、地域社会における輸送サービスの向上を図る方針を示している。今後も、需要に応じた柔軟な対応が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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