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日本GLP、大阪・枚方にマルチ型物流施設を開発着手

2024年8月7日 (水)

国内日本GLP(東京都中央区)はこのほど、大阪府枚方市で最大2社が入居可能な4階建てマルチテナント型物流施設「GLP枚方Ⅳ」の開発に着手すると発表した。国道1号沿いの物流適地としてのポテンシャルが高い立地で、近く着工し、2025年10月末の完成を目指す。

▲GLP 枚方Ⅳ施設外観イメージ(出所:日本GLP)

GLP枚方Ⅳの建設予定地は、国道1号沿いの京都と大阪を結ぶ交通の要衝に位置し、大阪市内まで20キロ、京都市内まで25キロと京阪の中継輸送に適している。近畿自動車道・守口ジャンクション(JCT)から8キロ、第二京阪道路・交野南インターチェンジ(IC)から7キロ、新名神・高槻ICから8キロと主要高速3路線にアクセス可能な距離にあり、物流適地としてのポテンシャルが高い。

周辺には、物流事業者、日用品、家電、飲料品メーカーなどさまざまな企業が集積し、27年に新名神高速道路が全面開通することで、さらなる人口流入と経済発展が見込まれる。京阪本線・光善寺駅から800メートルと交通アクセスが良好で、住宅地にも近いことから安定した雇用確保が期待できる。

延床面積は3万4400平方メートル。梁下有効天井高は5.5メートル、床荷重は1平方メートル当たり1.5トンで、さまざまな種類の荷物に対応できる。

1階部分は通常トラックバースとして使用するが、夜間などの特定の時間帯には全面駐車場としての利用も可能になる。1階にはインナー車路を整備し、周辺に音や光が漏れない一方、雨風が吹き込まないようにする対策が施されている。各区画にはエントランスを1つずつ設け、高いセキュリティーレベルを確保しているほか、倉庫内には荷物用エレベーターを各テナントに1基、垂直搬送機を3基設置し、入居企業の物流オペレーションの効率化をサポートする。賃貸借区画を営業所として登録することもできる。

環境対策としては、屋上に太陽光発電設備を設置する予定で、想定電力量の4割を太陽光による自家消費で賄うことができる見込み。同社の試算によると、入居企業の電気代を一定程度削減できるほか、CO2の排出量を年間220トン削減できる。

「GLP枚方Ⅳ」概要
所在地:大阪府枚方市走谷1-47-1
敷地面積:1万6000平方メートル
延床面積:3万4400平方メートル
構造:4階建て、耐震鉄骨造
完成:2025年10月末

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LOGISTICS TODAY編集部
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