M&Aヤマトホールディングスは8日、衛星データやAI技術による農業支援に取り組むスタートアップ、サグリ(兵庫県丹波市)に「KURONEKO Innovation Fund 2号(クロネコ・イノベーション・ファンド、KIF 2号)」(運営者:グローバル・ブレイン)を通じて、出資したと発表した。KIF 2号の初めての出資案件となる。
サグリは、衛星データとAI技術を活用し、農地の区画化や耕作放棄地調査、作付け調査、農地所有者と担い手のマッチングなどの農地管理サービスを展開している。また、世界の農家向けに土壌分析なども行っており、今後、小規模な農家が多い東南アジアなどでの事業拡大や、土壌分析による肥料削減を通じたカーボンクレジット事業の立ち上げなどが期待されている。
KIF 2号は、同社が高い技術力を持ち、着実に成長を続けている点や、ヤマトグループとも関わりが深い一次産業の支援で成果を上げている点を評価し、出資を決めた。
KIF2号はことし5月、ヤマトHDと独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインが80億円で設立。物流やサプライチェーンに変革を起こしうる革新的な技術やビジネスモデルを有するスタートアップのほか、ヤマトグループとの協業が見込めるスタートアップに投資するとしている。
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