プラントコラボ、工場向け労災防止機能をリリース

環境・CSRNTTコムウェア（東京都港区）とNTTコミュニケーションズ（NTT Com、東京都千代田区）は9日、工場やプラント設備向けの保全業務管理ツール「プラントコラボ」の新機能として「安心安全機能」を同日から追加したと発表した。AIによる体調リスク予測や危険エリアへの侵入検知などで、労働災害の防止を図る。

▲プラントコラボのイメージ（出所：NTTコムウェア）

安心安全機能では、ウェアラブルデバイスによって取得した作業員一人ひとりのバイタルデータや作業強度、環境データをAIが分析。猛暑などによる不調や、体調の変化を予測し、管理者側や本人の端末画面に表示する。これによって、作業員が自分の体調面のリスクを把握するとともに、管理者は、体調に配慮しながら業務指示ができる。

また、あらかじめ設定した危険エリアに作業員が侵入すると、リアルタイムに検知し、本人に警告するとともに、管理者にも作業員の位置などを通報する。作業員が業務中に転倒した場合も、転倒の発生と場所を検知し、管理者に通報する。

危険を検知したデータはクラウド上に蓄積されるため、作業員がどのような作業を何時間実施していたかなどの情報を正確に把握でき、事故原因の解明や安全対策の検討にも役立つ。

NTTコムウェアはプラントコラボの導入や運用を担い、NTT Comは企業への提案や販売を行う。両社は、安心安全機能を導入することで、工場やプラント設備での効率的な業務計画の作成や、安心・安全な作業環境の実現が期待できるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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