ロジスティクス日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト(東京都千代田区)は19日、神原汽船(広島県福山市)からメタノール二元燃料ばら積み船を定期傭船する契約について、1日に神原汽船と基本合意を締結したことを発表した。同船は2025年春に完成予定で、常石造船常石工場(広島県福山市)で建造中。日本郵船グループ運航のばら積み船としては初のメタノール二元燃料船となる。

▲メタノール二元燃料ばら積み船(出所:日本郵船)
同船ではメタノールと重油の両方を燃料として使用できる二元燃料主機を搭載。主な使用燃料には、バイオメタノールや、再生可能エネルギー由来の水素と回収された二酸化炭素を利用して生成されるeメタノールを想定している。これら低炭素メタノールを燃料として使用することで、温室効果ガス(GHG)の大幅な排出量低減を目指す。
なお同船は、穀物や鉱石をはじめとする多様な貨物の輸送ニーズを満たす汎用船型で、ウルトラマックス(6万トン超)船型として最大級の積載性能を有するとしている。
メタノール二元燃料ばら積み船の全長は200メートル、全幅は32.25メートル、深さは19.15メートル、載貨重量トン数は6万5700トン、貨物艙容量は8万1500平方メートル、喫水は13.8メートル。
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