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セイノーロジがニューデリー向けのコンテナ直送便

2024年8月21日 (水)

ロジスティクスセイノーロジックス(横浜市西区)は20日、インド内陸のニューデリーに貨物混載のコンテナを直送する「ダイレクト混載サービス」を8月から開始したと発表した。インド側での貨物の積み替えがなくなるため、破損や紛失のリスクが減り、輸送日数も最大16日間短縮される。

(出所:セイノーロジックス)

同社は2023年からチェンナイやナバシェバ向けのダイレクト混載サービスを開始するなど、インド向けの海上混載輸送に注力している。ことし8月からは関東や関西で、インド内陸部のニューデリー向けのダイレクト混載サービスの受け付けを開始し、8月末からは名古屋でも開始する。貨物の受け付けは、関東では東京、横浜に加え、群馬県太田市のCFSで、関西では神戸、大阪、京都のCFSで行っている。

従来、ニューデリー向けの貨物を積載した輸送船はインドのピパバブ、パキスタンのカラチに寄港した後、インドに戻り、ナバシェバ港に到着。ニューデリー向けの貨物は同港で荷揚げされた後、コンテナからトラックや鉄道に積み替えられ、輸送されていた。

これに対し、ダイレクト混載サービスではピパバブ港でコンテナを荷揚げし、コンテナを開封することなく、そのまま鉄道に接続してニューデリーまで輸送。このため、海上輸送日数や積み替え作業の時間が短縮され、積み替え時の破損や紛失なども防げる。横浜港発の輸送は従来の45日から29日に、神戸発の輸送も40日から24日と最大16日間短縮できる。

また、コンテナのまま輸送されるため、貨物の位置も容易に追跡できる。

危険品の輸送については、ナバシェバ向けダイレクト混載サービスで扱っており、ニューデリー向けの危険品の輸送はナバシェバ経由となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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