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セルフストレージ世界市場、33年に897億ドル

2024年8月22日 (木)

調査・データサーベイレポート(東京都江東区)は21日、市場調査レポート「セルフストレージ市場 – 世界の市場分析、動向、機会、予測、2024-2033年」を出版したことを発表した。

セルフストレージは、1960年代に始まったサービスで、家庭用品や季節用品、ビジネスの在庫や書類など、幅広いアイテムを保管することが可能。施設は通常、空調管理、高度なセキュリティーシステム、多様なニーズに対応するさまざまなユニットサイズなどの機能を備えている。

同レポートによると、世界のセルフストレージ市場は 、2024年の575億米・ドルから2033年には897億米・ドルに成長、予測期間2024-2033年の年平均成長率は5.3%と見込む。この成長の背景には、都市化の進展、可処分所得の増加、断捨離や整理整頓のニーズの高まりがあり、市場シェアでは、収納施設の密度が高く、市場が成熟している北米が世界市場のかなりの部分を占めている。

日本のセルフストレージ市場は、都市化、人口密度の高さ、主要都市におけるスペース制約の増加を背景に着実に成長。居住スペースが限られ、断捨離が重視される中、日本の消費者は個人およびビジネスのニーズでセルフストレージを利用することが増えている。東京と大阪は主要市場であり、高度なセキュリティーと空調管理機能を備えたストレージ施設の密集したネットワークが特徴。同市場は、季節の保管や家庭用品から、ビジネスの在庫やアーカイブ文書まで、多様なニーズに対応している。また、電子商取引の台頭により、在庫管理のための柔軟なストレージ・ソリューションを求める企業の需要がさらに増大。日本の市場は、欧米諸国に比べて比較的歴史が浅いにもかかわらず、スペースに制約のある環境下での利便性と整理整頓という広範なトレンドを反映して拡大している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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