認証・表彰丸住製紙の大江工場(愛媛県四国中央市)は26日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業「パルプからの国産SAFの一貫生産およびサプライチェーン構築実証事業」に関連し、「国際航空分野における持続可能性認証スキームに基づくISCC-CORSIA認証」を取得したことを発表した。
同事業では、助成先である三友プラントサービス(相模原市緑区)とBiomaterial in Tokyo(バイオマテリアルイントーキョー、福岡県大野城市)が、SAF(サフ、持続可能な航空燃料)に関して、国産原料由来のパルプ調達から、バイオエタノールを経由したSAFの生産、空港供給に至るまでのサプライチェーンの実証に取り組んでいる。今回の成果は、助成先がパルプの供給を担当する丸住製紙と共に、SAF製造工程における温室効果ガス(GHG)削減効果を証明するため、原料調達からパルプ製造までのGHG排出量の算出などに取り組んだ結果得られたもの。
今回の認証取得は、パルプの原料供給元である愛媛県内製材所も包括したグループ認証制度を活用したもので、パルプ工場として認証を取得した世界初の事例となる。
また、同事業では、パルプからバイオエタノールを経由してSAFを製造する実証プラントの建設も進めており、このプラントについても同認証の取得に向けて準備を進めているという。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com