拠点・施設日本財団は28日、広島県福山市で、船舶の脱炭素化を推進する研究開発拠点「水素エンジンR&Dセンター」が9月4日に完成すると発表した。ジャパンハイドロ(福山市)が運営する。同センターは、水素エンジンの開発から水素の貯蔵、船舶への充てんまでを一貫して行える世界初の施設。
R&Dセンターでは、船舶用水素エンジンの試験設備と、船舶向けに特化した水素ステーションを併設。これにより、船舶のCO2排出ゼロを目指した「ゼロエミッション船プロジェクト」で、実用化に向けた開発が大きく進展することが期待される。また、大型トラックや重機などへの水素エンジンの適用も視野に入れた研究開発が行われる予定で、物流分野でのカーボンニュートラル推進にもつながることが見込まれている。
完成日となる4日には、同センターで説明会が開催され、R&Dセンターの内覧会や囲み取材も行われる。ゼロエミッション船プロジェクトの概要や、コンソーシアムの取り組みについても詳しく説明される予定だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com