調査・データ鮮度保持技術開発のZEROCO(ゼロコ、東京都渋谷区)は28日、北海道千歳市で食材・食品の鮮度を長期間、高品質に保持する独自の技術「ZEROCO」(ゼロコ)を使用した初の大型設備(50坪)を設置、実証実験を開始した。道内産食材を対象に、在庫管理と賞味期限延長による新たなバリューチェーンの構築を目指す。
実証実験では、千歳市に拠点を置く100戸以上の生産者とともに地域の食材を生かした食品流通事業を展開するMMCフードサービス(同市)の物流倉庫に「ZEROCO」を導入。流通拠点である同市での実証は、農林水産省の「中小企業イノベーション創出推進事業」の助成事業にもなっている。
実証の対象となるのは、同市とその近郊のレタスやブロッコリー、道産メロンなどの農産物と水産物。ブロッコリーやとうもろこしのように、温度管理や収穫から食卓に届けるまでの時間管理が厳しい食材に注目し、その品質を維持しつつ、まずは道内、その後国内全域に届ける取り組みを実証する。
また、これまで品質管理が難しいとされていた牛乳でも、ZEROCOの予備冷却により冷凍食品化、品質保持の可能性を検証し、昨今課題となっている牛乳の廃棄問題にも取り組むとしている。
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