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トランコムとANA連携、昼間便でパレット輸送

2024年8月30日 (金)

ロジスティクストランコム(名古屋市東区)は8月30日、全日本空輸(東京都港区、以下ANA)と連携し、空陸一貫輸送サービス「空飛ぶパレット(通称:ソラパレ)」の提供を開始したと発表した。このサービスは、ANAの昼間便の航空貨物スペースを活用し、国内10空港と全国の陸路をつなぐ輸送システムであり、物流の2024年問題への対応策として導入される。

物流業界では、トラックドライバー不足や高齢化、環境への配慮などの社会課題が深刻化している。特に長距離輸送では、自動車運転業務の年間残業時間が上限960時間に制限されたことにより、輸送力の確保や効率的な物流ネットワークの構築が急務となっている。トランコムとANAは、これらの課題に対応するため、最短当日中の納品を可能にする空陸一貫輸送サービスを提供し、持続可能な社会の実現を目指している。

▲空陸一貫のワンストップな輸送(クリックで拡大、出所:トランコム)

「ソラパレ」サービスは、ANAの国内旅客定期便の昼間便における床下貨物スペースを有効活用するもので、航空コンテナ単位での輸送が可能だ。トランコムの求貨求車サービスとANAの輸送ネットワークを組み合わせることで、トラックの空車情報と荷主の需要をマッチングさせ、効率的な輸送を実現する。トランコムが集荷から空港搬入、空港搬出、納品までを一貫して手配し、ANAが航空貨物コンテナで空路輸送を行う。これにより、トラック1台に満たない少量の貨物でも、無駄のない輸送が可能となる。

トランコムとANAの共同サービスは、パレットごとの料金がエリアごとに設定されており、少量貨物の輸送にも柔軟に対応可能。

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LOGISTICS TODAY編集部
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