シッピオ、国際物流業者向けクラウドをリリース

サービス・商品国際海運プラットフォーム開発のShippio（シッピオ、東京都港区）は4日、新サービス「Shippio Works（シッピオ・ワークス、以下SW）」を同日ローンチしたことを発表した。物流企業向けの海運プラットフォーム。

これまで同社では主に荷主向けのプラットフォームとして「デジタルフォワーディング」とそのクラウド部分のみの提供を行う「エニーカーゴ」をリリースしてきたが、新サービスのSWは物流企業が利用することを想定したコミュニケーションプラットフォーム。荷物、船の動き、通関の状況などを追跡できるとともに、それらの情報を荷主とやり取りすることもできる。

国際貿易においては書類のやり取りやスケジュールの管理などが発生するが、そうした情報についてもSWに集約して管理することができる。

コミュニケーションはプラットフォーム上のチャットで行うが、顧客がメールでのやり取りしかできない場合は、そのメールアドレスを対象にしたチャットとして扱うことができるため、コミュニケーションツールが輻輳することがなく、コミュニケーションコストを下げることが可能。

異なる書式間での転記はAI-OCRを使うことで作業が効率化される。

▲「Shippio Works」のサービス概要（クリックして拡大、出所：Shippio ）

また、クラウド上での管理により、どこからでもアクセス可能であり、特に国際的な取り引きを行う企業にとっては、地理的な制約を超えた柔軟な業務運営が可能になる。Shippioは、このサービスを通じて、国際物流業務のさらなるデジタル化と効率化を目指し、今後も業界全体のイノベーションを推進していく方針としている。

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