環境・CSR旭化成ホームズ(東京都千代田区)は6日、サプライチェーンの脱炭素化に向けた取り組みを強化したと発表した。新築現場で使用する電力の再生可能エネルギー化の全国展開や電動建設機械の実証トライアル、サプライヤーへの再生可能エネルギー電力の供給などを進める。
新築現場での使用電力の再生可能エネルギー化では、ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンの新築現場で使用する電力を実質再生可能エネルギーに切り替える取り組みを、昨年11月から東京電力の供給エリアで進めていたが、ことし8月15日から、全国すべての新築現場での取り組みに拡大した。
また、建築現場での建設機械のCO2排出量削減に向け、西尾レントオールと共同で、外構・設備工事で使用するバックホウを電動化する実証トライアルをことし6月から開始。実証トライアルを行う電動バックホウは、軽油を燃料とした従来のバックホウに比べ、運用時のCO2排出量を60%以上削減できるほか、騒音や振動も抑えられる。トライアルを通じて施工性の検証を行い、電動バックホウの広範囲への展開を目指す。
ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンの部材を製造するの際のCO2排出量削減に向けては、同社が展開する「ヘーベル電気」で、サプライヤーに実質再生可能エネルギー電力を供給するサービスを開始した。ねじやボルトなどを製造・販売するヤマザキ(目黒区)へ、ことし10月から供給を開始する。
今後は、建築工事を行う協力施工店事業所や、ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンに住む住民らに向け、再生可能エネルギー電力の供給サービスを展開していく。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com