フードビームス(東京都渋谷区)は10日、同社最大の物流拠点「ビームス ウエアステーション」を東京都江東区新砂から同区塩浜(深川地域)に拡張移転し、2024年9月下旬から全面稼働させると発表した。
今回拡張移転する同拠点は、物流機能における入出荷を行うほか、自社EC(電子商取引)サイト用の撮影スタジオやカスタマーサービスデスクなどの機能も備え、延床面積は移転前の2倍程度となる3万平方メートル近くになる。また、拡張移転にともない、江東区南砂町のサテライト機能も同拠点内に集約、全面稼働予定日の25日以降の同社物流は、東日本エリアを同拠点、西日本エリアを「ビームス 関西ロジスティクスセンター」(大阪府交野市)が主として担う体制となる。
全面稼働に合わせ、同拠点には、複数の先端自動化システムを新たに導入、世界初導入となるリニアモーター式ロボット「CUEBUS(キューバス、搬送タイプ)」、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM(ハイピックシステム)」などの稼働により、将来の国内労働市場における生産年齢人口減少を見据えた自動化による省人化を進めるという。
同社グループは近年、アパレル、雑貨、家具、アートなどを扱う国内外およそ170店のセレクトショップ運営のほか、オリジナル商品の海外向け卸事業、企業・自治体とのBtoB(企業間取引)をともなう協業など、業容を戦略的に広げており、今回発表した同拠点の拡張移転と先端自動化システムの導入により、物流面における今後のビジネスへの持続的な対応を図る。
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