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三菱ふそう、EVバッテリー回収の実証プラント設置

2024年9月12日 (木)

荷主三菱ふそうトラック・バス(神奈川県川崎市)は、シンガポールのスタートアップTrue 2 Materials(T2M)と共同で、EV(電気自動車)の使用済みバッテリーの「材料回収」を行う実証プラントを、川崎製作所構内に設置すると発表した。

同社は同実証プラントの活用により、使用済みEVバッテリーをバッテリーセルメーカーがそのまま使用できるアノード・カソード(正負極材)や電解質として回収する実証試験を2025年初頭に実施する。

また、同社の電気小型トラック「eCanter」(イーキャンター)などEVトラックやEV乗用車の使用済みバッテリーを、追加の処理が不要でハイグレードな配合材料として再利用する目的で正負極材や電解質として回収する事業を検討する。

当初は日本国内での事業化を目指し、将来的には海外への展開の可能性も検討する。今後需要が急増すると見込まれるEVバッテリーのリサイクルニーズに対応することで、貴重資源の有効活用、効率的な再処理プロセスの開発によるバッテリー資源価値の最大化、それによるEVのトータルコストの低減を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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