
▲EnePOND EV Charger(出所:CONNEXX SYSTEMS)
調査・データCONNEXX SYSTEMS(コネックス、京都府精華町)は28日、三菱ふそう・トラックバス(神奈川県川崎市)と共同で、電気小型トラック「eCanter」の使用済みバッテリーをリユースした「EnePOND EV Charger」の実証試験を2月より開始すると発表した。同試験は、京都府向日市役所に設置したシステムを活用し、EV軽自動車の充電を行うことで運用試験を行う。
EV普及に向けた充電設備の拡充には多額のコストが必要とされるが、定置型蓄電システム(ESS)を用いることでインフラ整備の一部を削減できる。同社が独自開発したBIND Battery技術により、使用済みバッテリーを安全かつ低コストで再利用する「EnePOND」を開発。これにより、送電線の高電圧化や急速充電器の高コスト導入といった課題を解消することを目指している。
本試験では、向日市役所での運用に加え、三菱ふそうの川崎製作所構内にも同システムを設置し、25年中盤から運用を開始する予定だ。この取り組みは、同社のカーボンニュートラル実現への第一歩とされ、26年の商業化を目指す。ことし2月4日と5日に向日市で開催される国際カンファレンス「ZET-summit 2025」で同システムの実証概要を公開する。
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