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日機装子会社、ドイツに脱炭素機器製造工場建設へ

2024年9月12日 (木)

拠点・施設産業用特殊ポンプ・システムの製造などを手掛ける日機装(東京都渋谷区)は12日、連結子会社グループであるクリーンエナジー&インダストリアルガスグループ(CE&IGグループ、米カリフォルニア州テメキュラ)が、ドイツ・ザクセン州ヴルツェンにある基幹工場の拡張工事を行うと発表した。完成は来年上期中の予定。

今回の拡張により、同工場ではCO2回収プラント関連機器に加え、新たに水素ステーションや、LNGまたはアンモニアのターミナル基地などで使われる低・脱炭素市場向け機器を製造できるようになる。製造面積は2倍となり、生産能力も倍増するという。

▲完成イメージ(出所:日機装)

米国やアジアなどでLNG、水素などのクリーンエネルギーを中心とした事業戦略を進めてきた同グループは、欧州での事業を強化するため、2022年12月に欧州や中近東を中心に液化ガス・産業ガス関連機器・装置の設計、製造などを手掛けるCRYOTEC Anlagenbauを買収。この買収により、同グループは欧州で液化プラント、水素ステーション、CO2回収のビジネスを展開する基幹拠点を得ることができたという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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