ロジスティクス高密度自動倉庫システムAutoStoreを製造・販売するノルウェーのロボティクス企業、AutoStoreは12日、新たな機能としてマルチ温度ソリューション、18段グリッド、 電動サービス車両を追加し、今後、キューブコントロールソフトウェアを強化すると発表した。
新たな機能のうち、マルチ温度ソリューションは、1つのAutoStoreキューブ内を冷凍・冷蔵ゾーンに分けることができ、温度もマイナス25度の冷凍ゾーンから6度の冷蔵ゾーンまで設定できる。冷凍商品のピッキングは冷蔵ゾーンのポートで行われるため、冷凍環境の中で商品をピッキングする必要がなくなり、作業員の負担を軽減するとともに、作業の効率化も図れる。来年の第1四半期からの注文受付を予定している。
ロボットが走行する倉庫の棚(グリッド)も見直され、330ミリのコンテナ(ビン)を使用する場合、16段から18段に、220ミリのビンの場合は24段から26段に拡張された。これによって、保管密度が最大12.5%向上し、さらに2段追加することでグリッドの床面積を最大で11%削減できる。また、グリッドの上で定期メンテナンス作業を行う際、より簡単で安全に操作できる電動サービス車両も開発した。電動サービス車両も25年第1四半期からの受注となる。
また、今後のアップデートでキューブコントロールソフトウェアを強化するほか、Unify Analyticsプラットフォームの改良で、より包括的なシステム監視が可能になる。
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