拠点・施設エンタテインメント関連商社のハピネットは17日、同社子会社であるハピネット・ロジスティクスサービス(千葉県市川市)が、物流業界の深刻な働き手不足に対応するため、23年ぶりに「ハピネット市川ロジスティクスセンター」(同市)のリニューアルを実施し、9月2日より稼働を開始したと発表した。

▲市川ロジスティクスセンター外観(出所:ハピネット)
同センターでは、スタッカークレーンが商品の入ったコンテナや段ボール箱などを棚に自動で運び、保管する自動倉庫で、作業者の元に商品が搬送される「Goods To Person」(GTP)の考え方を実現した仕組みになっている。高さ5.5メートルの空間を有効活用でき、労力や人員削減だけでなく、在庫管理精度の向上にも寄与する。
また、リニューアル前から使用しているピースソーター(リニソート)を入れ替え、同時に178店舗分の仕分け作業を行うことで、1時間あたり1万3000個の商品仕分が可能だ。
加えて、仕分け作業の効率化を図るため、商品を複数の小型AGV(無人搬送車)で搬送する自動出荷システム「T-Carry system」と「シャッターアソートシステム」を導入。小型AGVが作業者の元に商品を運び、作業者は出荷に必要な数量をシャッターアソートシステムに入れるため、繊細な商品の仕分け作業が可能だ。同時に180店舗分の仕分け作業を行うことが可能で、40台以上のAGVが9000個の商品をステーションに運ぶ。
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