認証・表彰物流向けロボティクス開発を手掛けるラピュタロボティクス(東京都江東区)は18日、同社の協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」が第11回ロボット大賞で、日本機械工業連合会会長賞を受賞したと発表した。
同ロボットは、作業スタッフと協力してピッキング作業を行うロボット。AIが最短のピッキングルートを作業スタッフに提案し、荷物の搬送も代行することで、作業スタッフの歩行距離を低減する。また、操作画面は、誰でも簡単で直感的に使用できるユニバーサルデザインを採用しており、新人スタッフや日本語が堪能ではない海外出身の作業スタッフも、30分程度で操作をマスターできる。
ラピュタPA-AMRは完全自動化ではなく、商品の運搬はロボットが行い、ピッキングは近くにいる人が行うことで作業の効率化を低コストで実現した点や、日本の狭い倉庫内での細やかな動きを実現している点、自社でロボットの開発・設計から全体の動作管理システムの構築までを担っている点などが評価された。
ロボット大賞は、経済産業省や日本機械工業連合会などが共催する表彰制度。将来の市場創出への貢献度や期待度が高いと考えられるロボットやロボットに関連するビジネス、研究開発、人材育成などの取り組みに対し、経済産業大臣賞や総務大臣賞など各大臣賞、中小企業庁長官賞などを贈っている。今年は今月11日に各賞が発表され、18日に東京ビッグサイトで開かれたJapan Robot Week 2024で表彰式が行われた。
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