サービス・商品東北でスーパーマーケット「ヨネヤ」を展開するヤマザワ(山形市)は27日、BIPROGY(ビプロジー、東京都江東区)のAI需要予測による発注自動化サービス「AI-Order Foresight(AIオーダー・フォーサイト)」を日配部門に導入したと発表した。発注の自動化で、品揃えを平準化するとともに商品の過剰発注や発注不足を減らし、販売機会のロスや食品廃棄ロスを削減する。
AI-Order Foresightは、小売店舗の販売実績や気象情報、催事情報などの各種データをAIに学習させ、適切な商品発注数を自動決定するサービスで、発注業務の負担を軽減し、担当者の経験やスキルに依存しない店舗運営を図る。
ヤマザワでは一般食品や雑貨などを扱うグロッサリーや住居関連商品については、すでに基準在庫補充方式の自動発注システムを利用している。しかし、卵や冷蔵食品など日配品は消費・賞味期限があり販売期間が短いため、既存の自動発注システムが利用できなかった。
このため、日配品の発注数量は豊富な発注経験のある担当者の経験や勘に頼ることになり、人手不足に対応し、顧客満足度を高める売り場づくりを両立していくには日配品の発注作業の効率化や平準化が必要だった。同社は同ソリューションの導入によって、発注業務がAIで自動化されるため、品切れや過剰発注が減少すると期待。また、今後はAIがピックアップした商品のみを発注担当者が確認するだけになり、その分、顧客対応に時間を割けるほか、働きやすい職場環境づくりにも取り組めるとしている。
同社は、生鮮食品のアウトパック品など、ほかの商品でもAI-Order Foresightを活用し、店舗運営の業務効率化や生産性向上に取り組んでいく。
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